ニッケイ新聞 2013年6月22日
21日付G1サイトによれば、サンパウロ州サントスで20代前半の若い母親2人が子育ての悩みを共有し、励ましあう目的でブログ(インターネット上の日記)を開設した。赤ちゃんの衣服や健康、生活全般に関し、他の母親達がアイデアや助言を書き込むスペースもあり、発足してまだ1カ月だが、既に一日に数百回の閲覧があるとか。「若くて子供ができたというだけで、世間からは偏見の目で見られる上、さまざまな困難がある。それを皆で共有したいと思った」と開設した一人のビアンカさん。若い母親が前向きに子育てをするための有益なツールになりそうだ。
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サンパウロ市東部ジャルジン・ロマーノ区のCEU(統一教育センター)では19日に職員が授業を中止し、警備の強化を訴えるデモ行進を行なった。21日付アゴラ紙によれば、施設内部に駐車場がないために保護者や教員の車両が窃盗されたり、生徒の軽食を運んできたトラックが襲われたりしているほか、付近のバンジードによる誘拐、薬物取引、施設内侵入なども報告されており、教師の一人は「私たちは授業をしたいのに、こんな状態じゃ無理」と訴えている。こういう状態が、一連のデモで少しでも改善されれば良いが…。
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21日未明から冬が始まったが、サンパウロ市では最初の一週間は寒冷前線に覆われ、天候は不安定で湿気があるものの、最高気温は25度以下でそこまで寒くはないようだ。ただし、同日付伯字紙によれば7月からは気温が下がり始め、9月まで空気は乾燥する見込みとのこと。体調管理には、くれぐれもご注意を。