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あいさつ=福博村会会長 上野 ジョルジ

福博村25青年会創立80周年記念祭

ニッケイ新聞 2013年6月22日

 皆様、おはようございます。本日はご多忙のところ、またご遠方より福博25青年会創立80周年記念式典にお出でいただき誠にありがとうございます。市長はじめ来賓の皆様方並びにご出席の皆様方本当にありがとうございます。深く感謝し、お礼申し上げます。
 福博村の歴史を簡単に説明させていただきます。
1、福博村は1931年3月11日、原田氏と古賀氏によって創立された。
2、福博男子青年会は、1933年6月18日に13名の会員によって創立された。
3、福博初の日本学校は1934年10月に14名の生徒で創立された
4、福博日本人会は1933年1月に14名の会員で創立された。
5、福博初の運動会は1936年4月29日天長節に行われた。
6、福博女子会は1938年10月16日に16名の会員で創立された。
7、福博婦人会は1962年3月に創立された。
 このようにして福博村が今日存在するのであります。福博青年会についてもっと詳しく説明いたしますと、1933年に13名の男子会員によって創立されました。当時は女子青年と別々でした。創立会長は古賀茂敏様でした。
 福博25青年会の命名と創立日(1933年6月18日)は、ブラジル日本移民入植25周年を記念したものである。
 1952年5月に児玉兼次氏から敷地1アルケールを寄贈いただき、1958年3月にこの会館の落成式が行われた。この不動産は全部福博25青年会の名義になっております。当時は、青年会が一切指揮を執り、責任を持って会の運営を図ってまいりましたが、現在ではそれが難しくなりまいりました。勉強や仕事また出稼ぎなどで暇がなく、会に尽くす余裕がなくなってきました。特に責任を持てない状況にあります。この問題は福博だけではなく、スザノ全体においては、もう青年会が存在する日系団体はございません。福博のみでございます。地方でもこの現象が現れております。
 このたび青年会創立80周年を祝い、この機会に会を法的に解散し、名義変更を行い、これ以後、福博村会青年部として今まで通り活動していく意向でございますので、どうか皆様の温かいご支援とご鞭撻を賜りたくお願い申し上げます。
 本日は皆様方をお招きして、ささやかな祝賀会を行い、また現在福博の産物の展示会を催してますので、どうかご覧いただきとうございます。
 皆様、本日は親睦を兼ねて、どうかごゆっくりお過ごしください。簡単ではありますが、私のあいさつといたします。