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ニッケイ新聞 2013年6月25日

 グァルーリョス文化体育連合(UCEG)は、1アルケールの敷地内にプール、体育館、サロン、野球場を持つ。昨年創立40周年を迎えたが、式典などは行わず、体育館や施設の改修を行ったという。経済的理由と手伝う人がいないという、どこの文協も抱える問題だ。かつては1千家族もいた会員は現在350家族ほど。「施設の維持管理が大変」と漏らす浦コウキチ会長によれば「若い人は会に入らないし、勉強ばかりでね。今はアパートにもプールや遊ぶところがあるからクルビとしても活用してもらえなくてね…」とポツリ。
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 民間の国際研究機関「経済・平和研究所」(本部シドニー)が、世界162カ国・地域の「平和度」ランキングを発表した。軍事費やテロの危険性、治安等を独自の方法で数値化したもので、日本は昨年より順位を一つさげ6位。1位はアイスランド、2位はデンマーク、3位はニュージーランドで、日頃から治安の悪さが取りざたされるブラジルは81位だった。「平和度」で検索すればネットで閲覧できるので、国外旅行の際はご参考に。
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 日系人とのパートナーシップを掲げた初の政治家、参議院候補の竹内栄一氏。アマゾンの保全活動を行うNPO法人「地球の心・日本」を通してアグロフォレストリーやジュート、ピメンタ栽培など、アマゾン日本人移住者の偉業に加え、パラグアイへの移住者で駐日特命全権大使にまでなった田岡功氏の講演を聞いて、移住者や日系人に関心を持ったとか。在日日系人を応援する強い味方になりそう。