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第4回健康表現体操セミナー&フェスティバル=斉藤会長が6度目の来伯=700人がにこやかに演技

ニッケイ新聞 2013年6月26日

 ブラジル健康表現体操協会(川添敏江会長)は今月9日、文協ビル大講堂で『第4回セミナー&フェスティバル』を開催した。静岡県浜松市から全日本健康音楽研究会の斉藤千代子会長、豊田英二理事長、松本葉子指導部長、横山祥子指導講師が出席した。700人の演技者を含めた1200人が参加し、会場は2階席まで満員となった。
 川添博代表による開会宣言の後、静岡大学名誉教授の斉藤会長によるセミナーが行われた。
 6回目の来伯となる斉藤会長による講義では、曲のイメージに思いを込めて体を動かすことの大切さが、実技を織り交ぜながら分かりやすく説明された。運動生理学の専門家である斉藤会長の創作による、正しい基本に添った体操ができる安心と喜びのムードが満ち溢れていた。
 午前10時半からの開会式では川添会長から、文協、援協、県連、始め多くの日系団体の参加、協力に対し感謝の意が示された。頃末アンドレ文協理事、坂和三郎援協副会長、羽藤ジェオルジ市議らの祝辞でも、これからの高齢化社会の中で、楽しみながら健康維持ができる健康体操の利点が述べられた。
 90歳以上の高齢者7人、85歳以上16人には記念品が贈られた。続いて、松本指導部長による、ビューティフルサンデーの曲に合わせた準備体操が始まり、ステージ上で来賓も一緒になって体を動かしていた。日系人としての思いのこもった「海を渡って」の演技も行われた。
 午後1時からは、斉藤先生のリラックスタイム、松本、横山先生の模範演技と指導が行われ、日語校生徒、グループ民舞の友情参加など、4歳から97歳までの参加者により52の演目が披露された。
 晴れの舞台に上がる前は緊張の面持ちだった参加者も、演技後はすがすがしい笑顔で健康増進を実感しているようだった。
 また、翌10日には浜松本部の4先生による、准指導員となるための審査、認定会が行われた。限定合格を含む19人に対し認定書、そして5人に修了証が授与された。16カ月の養成セミナー参加者40人のうち、最後まで続けた24人に対し行われたもの。