ニッケイ新聞 2013年6月29日
5月27日にサンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポスで起きた歯科医襲撃・放火事件の容疑者5人が判明し、2人逮捕と26日付G1サイトが報じた。
事件当夜、1人で残業していたアレッシャンドレ・ガディさん(41)の診療所に押し入った強盗は、金がないと知り、コンピューターのコードでガディさんを椅子に縛り付けてトイレに押し込み、アルコールをかけて脅し、金のありかを聞き出そうとした。金はないと言うガディさんに火をつけたのは16歳の少年で、グループには15歳と17歳の少女も混じっていたという。
犯人らはトイレと診療所を施錠して逃げ、外で悲鳴を聞いた人が警察に通報。扉を破って現場に入った警官が、全身の50%以上に大火傷を負って倒れていたガディさんを病院に運んだ。ガディさんは同月31日にサンパウロ市の病院に転送されたが、6月3日に亡くなった。
フェルナンド・グレラ州保安局長によると、成人2人は逮捕されたが、未成年者3人の身柄はまだ拘束されていない。