ニッケイ新聞 2013年6月29日
コンフェデ杯イタリア対スペイン戦が行われた26日、会場のフォルタレーザ市「アレーナ・カステロン」の外で激しいデモが起きた。セアラ州保安局によれば、未成年者27人を含む84人が拘束され7人が負傷。国家警備隊は、催涙ガス弾だけでなく、超音波砲まで持ち出した。27日付エスタード、フォーリャ両紙などが報じた。
デモには5千人が集まり、午前10時から午後5時頃まで混乱が続いた。混乱は試合前の午後2時頃から激化、一部参加者がスタジアムに侵入を試み、観客が乗るバスへの投石なども起きた。テレビ局中継車への放火の他、出動した機動隊にも石やガラス、手製の爆弾などが投げつけられ、少なくとも警官5人が救急車で運ばれた。
この日はポルト・アレグレ、サルバドールでもデモがあり、参加者らと警官隊が衝突。3州都でのデモ参加者は1万2千人に及んだ。