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ニッケイ新聞 2013年7月4日

 静岡文化芸術大学の池上重弘教授が県内9大学を対象にネット上でアンケートを行った所、大半の大学が定住外国人学生の在籍状況を把握していないことが分かった。入試制度、減免措置、奨学金に関しても、一校を除いては対応なし。しかし、「大学進学を目指す外国人児童が増えている今、こうした制度へのニーズも高まるだろう」と池上教授。教授や外国人生徒らが一丸となったフォーラムのような取り組みが、いつか実を結ぶはず。
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 3日付けで報じた七夕祭り問題。単独開催が決まったACALは、今まで宮城側に依頼していた竹の準備を自前ですることに。「竹100本で、今まで(宮城に)2万レアル近く請求されていたものが2千レで済んだ」と関係者。さらに「飾り付け代を合わせると総額6万レ以上。今までそのお金を何に使っていたのか聞いてみたいね」と、うすら笑い。「商業ベース過ぎる」とACALを批判していた中沢会長に確認すると「2万なんてとんでもない。竹は5千もかかっていない。飾りつけに橋の上の電気代、警備合わせても2万5千程度」とか。さて、どちらを信じていいのやら。
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 「ブラジルと日本の融合による新たな化学反応」をテーマに13日、東京都中央区の日本橋で音楽イベント「エストレーラ・ブラジア」(ESTRELA BRASIA)が開かれる。エストレーラは星、「ブラジア」はブラジル+日本(アジア)の意味。ラテン、ジャズ、ロック、ハウス、テクノなど、多彩な音楽の融合イベントだ。リオに本部を置くカポエイラ団体支部「コルドン・デ・コスタス」や、サンバ出場経験ある「ヴィラ・ド・サンバ」も出演するとか。首都・東京での開催なだけに、ブラジル文化の注目度アップも期待できそう。