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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2013年7月6日

 ACALと宮城県人会の決裂により、単独開催で行われる七夕祭り。宮城側の離脱を知って一番に思い浮かんだのは「3カ月前から準備を進めている」と話していた婦人部の方々の姿だった。
 彼女たちは、4月頭から週5日、毎日のように会館に通って七夕飾りを作っていたという。その内の一人、島崎清美さんに自分の時間を削ってでも参加する理由を尋ねると「やはり、待ってくれている人がいるから」と笑顔で話していた。
 一方のACAL。宮城側実行委員長の鈴木運蔵さんと17日に話した際、池崎博文会長は、「僕たちは単独でも出来るんだよ」と言っていたそうだが、実際に急ピッチで飾りを作ることになったのはACAL婦人部の方々だ。
 上層部同士の争いで、負担を背負ったり、悲しい思いをする会員が一人でもいるのであれば、それは残念極まりない。(酒)