ニッケイ新聞 2013年7月9日
日本政府がサンパウロ州グァラチンゲタ市のルーカス・アモローゾ機関に「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を行うにあたり、10日に同市空軍専門学校で供与式が行われた。在聖総領事館の福嶌教輝総領事、西本エリオサンパウロ州議、同市文協の岡本トシハル会長ら来賓ふくめ、約50人が出席した。
資金援助の対象となったのは「グァランチンゲタ障害者支援施設支援技術機材整備計画」。同機関は7年前から、知的・身体障害者に無料で理学、言語、心理療法など多角的な療育を行い、社会参加を促している。
ヴィクトリオ・アモローゾ・フィーリョ会長は謝意を述べるとともに、「当援助を受ける手続きを行うなかで、日本政府の丁寧な対応に感心すると共に尊敬の念を抱くようになった」と語った。
ジェフェルソン・ドミンゲス・デ・フレイタス空軍中将やフランシスコ・カルロス・モレイラ・ドス・サントス市長も感謝の意を表した。
福嶌総領事は「障害者のコミュニケーション能力や身体的能力の発達を手助けできることは、日本政府としても大変嬉しく思う」と話した。