ニッケイ新聞 2013年7月12日
「メッシが世界トップ選手のポジションを保てるよう、サポートするつもり」。これからチームメイトとなるアルゼンチン出身の一流選手を指し、そう明言している元サントスFCのネイマールだが、移籍先であるスペインの名門チーム・FCバルセロナでの年収はチームメイトを上回る見込みだ。
年俸は年700万ユーロだが、そのほかにシーズン中の賞金として200万ユーロを受け取り、さらにチームからの報奨金として5千万ユーロが支払われるという。この金額は5回に分けて1千万ユーロずつ支払われるため、総額として1年に1900万ユーロを受け取ることになる。
リオネル・メッシが一年に受け取っているのは1300万ユーロで、ネイマールの方が600万ユーロ多い。有力選手のイエニスタ、シャビことシャビエル・エルナンデス・クレウスの年収額も上回っている。
この金額の高さは、ネイマールの代理人でもある父親が、サントスFCに、息子をサントスに留めたいなら1億ユーロ出せと持ちかけた原因ともなっている。父親の提言は、先月開かれた同チームの評議員会でオディーリオ・ロドリゲス副会長が明らかにした。
この巨額の年俸で、スペインの一部マスコミはバルセロナの他の選手との間に軋轢が生まれるのではないかと報じているが、それだけブラジル出身のクラッキ(名選手の意)への期待が大きいということだ。(11日付UOLサイトより)