ニッケイ新聞 2013年7月13日
複数の労働組合などによるゼネストが11日、全国各地で展開されたが、北東部アラゴアス州の教育スポーツ局長が同日、ストが連邦政府の予算の一部で行われたと示唆するようなコメントをフェイスブックのマイページ上に投稿し、物議を醸した。
同局長は最初、「ストをしている人へのオメナージュだ」というコメント付きで、隠語などが歌詞になった歌手のエリアーナの曲を投稿した。するとたちまち、「こんな(ストをやっている)ときに不謹慎だ」という大悪評を受け、マスコミにも伝わり、数分後に削除した。
その日の夕方、同局長はまたマイページに投稿、今度は「あの投稿は、個人のページ上とはいえ、公人としては不適切な行為だった」と謝罪した。
さらに夜になってから、「もう一度、自分の人生に戻りたい」と辞職の意向を表し、「疲れた」とフェイスブックのアカウントを解約すると書き添えた。
翌日12日、この件について話すために同局長は州知事と面談。知事は局長の辞意を受け止めたものの、後任が決まるまで待ってほしいと伝えたという。州知事付の広報担当者によれば、すでに11日に両者は面会し、同局長は「もっと家族と過ごす時間がほしい」と伝えていたという。
爆弾発言かと思いきや、ただ単に辞めたいだけだったようだ。もう少し穏やかな方法もあったのでは…?(11、12日発信グローボ局ニュースサイトより)