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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年7月13日

 12日本紙7面で紹介した、大津スポーツ社のインソール(靴の中敷き)。翌日、サンパウロ市事務所の代理人から「遠い所からもひっきりなしに電話がかかってくる」と嬉しい悲鳴が。しかし、記事には携帯電話しか掲載されていなかったため、遠方の方には負担が大きかったとのこと。今後問い合わせをしたい人は、事務所(11・3207・1038/5045)まで。
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 病気になっても家族はおらず、施設に身を寄せる孤老が増えている。そんな悲しい事実とは対照的に、援協福祉部の文化講座等に集まる人は、とても元気。60〜90代まで幅広い年齢層が集うが、若手は、先輩が「あの時ああすればよかった」と過去を振り返るのを見て、「自分はこうしよう」と日々学ぶのだとか。心身共に健康でいるためには努力が必要。毎月第3木曜日午前9時から健康に関する講演会も。一度足を運んでみては。
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 ブラジルに来て58年で初めて—。11日午後3時頃、サンパウロ市アクリマソン区でアサウトされた80代の男性が編集部を訪れた。補聴器を買うためイタウー銀行で現金2500レを下ろし帰宅中、ウラノ街で背後から白人の若い男にピストルを突きつけられた。胸に入れた金を抜き取ると同時に現れたバイクの後部座席に乗って逃走した。「考えてみれば銀行の待合室に同じ男が長い時間座っていた。彼が合図を出していたんだろう」とのこと。「アクリマソンに13年住んでいるけど、まさかこんな目に遭うとは」と話しながらも、読者に注意を呼びかけた。