ニッケイ新聞 2013年7月16日
聴覚に障害のある人たちが美を競う「ミスデフコンテスト」の世界大会が13日、チェコの首都プラハで開かれ、ブラジル人のタイジー・パヨさん(25)がグランプリに選ばれた。
南西部パラナ州ウムアラマ出身で、11歳からモデルとして活動するタイジーさん。2010年に地元ウムアラマで年に一回開かれるイベント「Expo Umuarama」で〃女王〃のタイトルを獲得し、同年はサンタカタリーナ州フロリアノーポリスの聴覚障害者協会が開くコンテストでも優勝、今年2月には北東部セアラー州フォルタレーザで開かれたブラジル大会で優勝した。
現在はウムアラマで家族とともに住み、聴覚障害者の友人、健常者の友人、恋人に囲まれ、市内で手話教師として働く充実した日々を送る。
25歳にしてすでに薬学と文学(手話)の二つの学部を卒業した勉強家。次なるステップは、聴覚障害者への教育を大学院で学ぶことだとか。(15日配信グローボ局ニュースサイトより)