大統領選はルーラの方が有利=ジウマより37%強い?=本人には出馬の意思なし=南、南東伯はマリーナ人気
ニッケイ新聞 2013年7月20日
ブラジル世論調査・統計機関(Ibope)が18日、今、大統領選挙が行われたら、ルーラ前大統領の方がジウマ大統領より有利との調査結果を発表と19日付エスタード紙が報じた。4党候補で争う場合、前大統領の方が得票率が37%高くなるという。
14年大統領選の労働者党(PT)候補はジウマ—。6月の〃抗議の波〃などでジウマ大統領の支持率が低下し、ルーラ前大統領の復帰を求める声が高まっているのを受け、前大統領が17日、PT候補はジウマ氏しかいないと再確認した。
だが、11〜14日実施のIbope調査は、即刻選挙ならルーラ前大統領が最も有利である事を示し、PT内の「Volta Lula(ルーラよ、戻れ)」の声の高まりを納得させる。
現時点ではルーラ前大統領の方が優位である事は、候補名を伏せて「大統領選では誰に投票するか」と訊いた時と、出馬が予想される候補名を挙げて訊いた時の双方で、ルーラ氏への票が多かった事が証明した。
候補名を伏せた時の得票率は、ルーラ16%、ジウマ12%、民主社会党(PSDB)のアエシオ・ネーヴェス5%、持続ネットワーク設立中のマリーナ・シウヴァ4%、PSDBジョゼ・セーラとジョアキン・バルボーザ最高裁長官が各3%、ブラジル社会党(PSB)エドゥアルド・カンポス1%、知らない/未定40%、白紙13%となっている。
ジウマ氏が立ち、主要4候補で争う時は、ジウマ30%、マリーナ22%、アエシオ13%、カンポス5%。ジウマ氏の得票率は3月より28%ポイント(以下、PP)低下したが、マリーナ氏は10PP、アエシオ氏は4PP、カンポス氏も2PP上昇した。
ルーラ氏を立てての4候補対決では、ルーラ41%、マリーナ18%、アエシオ12%、カンポス3%で、ルーラ氏の得票率はジウマ氏より37%ほど高くなる。
バルボーザ氏も加えた5候補対決は、ジウマ氏出馬の時が、ジウマ29%、マリーナ21%、アエシオ12%、バルボーザ6%、カンポス5%。ルーラ氏の時は、ルーラ39%、マリーナ17%、アエシオ12%、バルボーザ6%、カンポス3%。いずれもルーラ氏の方がジウマ氏より優位で、他候補との差も大きくなっている。
Ibopeは決選投票の場合も想定しており、ジウマ対マリーナの時は35%対34%で互角。ジウマ対アエシオなら38%対28%、ジウマ対バルボーザなら40%対22%、ジウマ対カンポスなら39%対19%で、ジウマ氏優勢だ。
各候補を知らない人の割合はジウマ氏10%、マリーナ氏20%で、アエシオ氏は3月の54%が32%、カンポス氏も47%が34%に低下。マリーナ支持者の3分の2はジウマ氏を拒絶し、ジウマ支持者のマリーナ氏やアエシオ氏への拒絶率は各40%だった。
マリーナ氏の支持率はジウマ氏の支持率を南伯と南東伯で11PPと10PP上回り、北伯と中西伯でも各5PP上回った。北東伯はジウマ氏の支持率が依然高いが、3月よりは下がっている。