ニッケイ新聞 2013年7月31日
サンパウロ州西部パラナパネマ市の農家ジャコブス・デルクスさんが、自身の農場内におそらく世界で最も大きな国旗を〝揚げた〟。
サイズは長さ860メートル、幅は540メートル。デルクスさんがインターネットで調べたところ、ギネスブックに登録されている最も大きな国旗はルーマニアのもので、サイズは349×227メートルだったという。言うまでもなくそれを上回る大きさで、名実ともに世界一の国旗といえそうだ。
上から見ると、グリーンの背景に黄色のダイヤ、その上に地球の模様が見えるのはもちろん、スローガンの「Ordem e Progresso(秩序と進歩)」の文字も読めるとか。
国旗模様は大麦、菜種、ライ麦、ルピナスでできている。デルクスさんは作った理由を「ブラジルへのオマージュ」と表現。28日に終了した世界ユースデー、来年のワールドカップ、2016年のオリンピックなど世界的大イベントの舞台となっている母国、毎年生産量を拡大させているブラジルの農家の人々への尊敬の念を込めたそうだ。(30日掲載エスタード・デ・サンパウロ紙電子版より)