ニッケイ新聞 2013年8月1日
ペルナンブコ州市警が7月31日、インターネットを介して赤ん坊を不法売買しようとしているグループがいるとして捜査を開始したと同日付G1サイトが報じた。
レシフェ市の児童・青少年担当課によると、7月始めに社会ネットワークサービスの一つであるフェイスブックに開設された頁で、妊婦達が自分の子供を養子にしたい人を探していると聞いたある女性が、妊婦の1人とメールを交換していたら金の話をし始めたため、警察に届けて明るみに出た。警察では、頁に出てくる妊婦や彼女達と連絡を取ろうとした人との間で交わされた情報の内容を調査した上で、人身売買に当たるか否か判断する意向だ。
ブラジルの法律では、金その他の手段を通して実現した養子縁組は、子供を提供した側も引き取った側も処罰の対象となる。