ニッケイ新聞 2013年8月3日
地理統計院が2日、1980〜2010年で平均寿命が最も延びたのは北東伯の13年、最長命州はサンタカタリーナと発表と同日付G1サイトが報じた。
2010年の国勢調査を分析した結果、北東伯の平均寿命は58・2年から71・2年に12・95年延びた。全国平均の延びは、62・52年から73・76年の11・24年で、地域別平均寿命が最も長い南伯は66・0年から75・8年に8・2年、その他の地域は、南東伯が64・8年から75・4年、中西伯が62・9年から73・6年、北伯が60・7年から70・7年と、約10年延びている。
一方、今回初めて発表された州別寿命1位のサンタカタリーナ州は、66・6年から76・8年に10・2年延びた。同州の平均寿命は男女共、73・73年と79・90年で全国一。平均寿命75年以上の州は連邦直轄区76・2、サンパウロ州76・0、南大河75・9、エスピリトサント75・6、ミナス・ジェライス75・4、パラナ75・3。90年の州別最高は連邦直轄区の66・8年だった。最も短命な州はマラニョンで、11・2年延びても68・7年。その他の平均寿命70年以下の州は、アラゴアス69・2、ピアウイ69・8、ロライマ69・9。寿命が最も延びた州は、58・2年が74・0年にと15・9年延びたリオ・グランデ・ド・ノルテだった。
平均寿命の延びは新生児や乳児の死亡率低下や女性の出産数低下などとも関係があるが、男性の死亡率が最も高い年齢層は、殺人事件や交通事故などに巻き込まれる可能性が高い20〜24歳。同年代の10万人当たりの死者数は2人から4・4人に115・6%増。同年代男性の死亡率最高の北東伯では、アラゴアスで348・3%、バイアで240%増と報告された。同年代男性の死亡率の伸びが全国一低かったのはアクレの35%。