ニッケイ新聞 2013年8月6日
ブラジルの父の日は8月の第2日曜日。プレゼントを購入する人が増えるこの時期、サンパウロ州の小売業者は、昨年6〜7%増の売り上げを見込んでいる。5日に発表された州小売業者連盟の調査でわかった。売り上げ増6%という数字は、昨年実績と同じだ。
調査によれば、サンパウロ州でのプレゼントの平均購入額は80〜110レアル。同連盟のマウリシオ・スタイノフ会長は「インフレと昨今の一連のデモで、(小売業界は)売り上げが減少した。この時期の消費者の動きは、今年後半の売り上げを占う」とみている。
また、冬物のバーゲンセールも小売業者の狙い目。この時期、多くの商店が値引きし、収益の落ち込みの挽回や在庫減少を図る。
最も売り上げが期待されるのは電化製品だ。衣料、革製品なども人気を集めると見られる。他にも、男性向けの花、プレゼントを詰め合わせたカゴなども出回る見込みだ。(5日付グローボ局サイトより)