ニッケイ新聞 2013年8月6日
国民が利用する自家用車や商用軽車両の数は2011年から12年に8%増え、通勤などにバイクも含む乗り物を使う人は成人の半数と4日付エスタード紙が報じた。
12年現在の乗用車や商用軽車両の登録数は3580万台で、全国平均では5・2人に1台の割合で車を所有している事になる。車の所有率は2002年の8・2人に1台から大きく前進した。
州別の所有率が最も高いのはサンパウロ州の2・9人に1台で、サンパウロ市では欧米並みの2人に1台。1台当たりの人数は以下、パラナ3・4人、南大河3・5人、リオ4・7人、ミナス5・2人で、それ以外の州は8・8人。
1990年の場合、通勤や通学のための交通手段は公共交通機関が75%だったが、12年は50%に低下。2030年の公共交通機関利用者は35%に減る見込みで、市内の渋滞はますますひどくなりそうだ。
サンパウロ市では5日から23・デ・マイオにもバス専用レーンが導入されたが、情報が周知されておらずかえって渋滞が悪化した。