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ミス琉装 比嘉ジュリアナさんに栄冠=「郷土祭り」に2千5百人=踊りや食で、ルーツを確認

ニッケイ新聞 2013年8月6日

 沖縄県人会と沖縄文化センターが共催する『第26回沖縄郷土祭り・ミス琉装』が先月28日、サンパウロ市ジアデマ区の同センターで行われ、約2500人が訪れる盛況ぶりを見せた。ミス琉装の栄冠には、ヴィラ・カロン支部推薦の比嘉ジュリアナさん(23、三世)が輝いた。現在サンパウロ市のマッケンジー大学経営学部で国際貿易学を学ぶ。比嘉さんには日本への往復航空券が贈られ、今年10月に沖縄で開催される「那覇まつり」にゲストとして参加する。

 開会式でレキオス芸能同好会によるショーが行われたほか、琉球国祭り太鼓の演舞、エイサーや沖縄空手など、各支部の会員らによる郷土色溢れるステージで会場を盛り上げた。
 ヒージャー汁、沖縄ソバ、サータアンダギー、ゴーヤチャンプルーといった郷土料理のバンカも出店した。
 『ミス琉装』には、各地区の支部や芸能団体からの推薦により選出された25人が出場。ドレスでのウォーキングやインタビューによる審査のほか、沖縄の伝統衣装である紅型衣装での出場もあった。
 島袋栄喜実行委員長は「沖縄の文化をブラジルに根付かせ、芸能を通して伯社会に貢献する人材を育てるために始まったイベント。今回も多くの若者が活躍してくれた。五、六世といった世代も育ちつつあり、目的を達成できている」と成功を喜んだ。
 【ミス琉装】比嘉ジュリアナ(23、三世=豊見城)、【プリメイラ・プリンセーザ】宮里ルシアナ(20、三世=名護)、【セグンダ・プリンセーザ】新城カロリーナ(19、同=八重瀬)、【ミス・シンパチア】新垣マユミ(28、二世=南城)。