ニッケイ新聞 2013年8月7日
援協新会員への割引制度が廃止された件で、5日に役員らから事情を聞いた。その際は本文と同様の内容だったが、その直後、坂和三郎副会長から「やっぱり、全会員に割引なしだった」との訂正が。「えらく話が違いますね」と笑いとばしたものの、翌日、今度は尾西貞夫地区委員長が「やっぱり、旧会員には割引ありだった」と再訂正。制度変更に踏み切ったものの、役員間の意思統一は不十分だったよう。援協、会員双方にとって最良の選択肢が見つかれば。
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横浜市の海外移住資料館が発行する『海外移住資料館だより』によれば、群馬県大泉町に住む日系三世・平野パウロさんが、同町を「リベルダーデ東洋街の逆バージョンに」すべく奮闘している。幼少期を東洋街で過ごし、10歳で家族とともに渡日した平野さんは「リベルダーデという街が、ブラジル人が日本文化に興味を持つきっかけとなっているように、大泉も日本人とブラジル人の交流の場にしたい」と、ブラジル街を紹介する日本語のフリーペーパー「BemVindo! ブラジル街」を発刊している。インターネット版も(brasil-navi.net/sobre.php)あるので関心のある人はぜひ。
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静岡県にある日本大学・国際学部とNPO法人インタクロス研究会が、日伯友好の証とし、伊東小室桜と河津桜をラーモス移住地に植樹することが決まった。アットエスが報じた。同研究会の理事長でもある福井千鶴教授が、ラーモス文協の役員と知り合ったことがきっかけ。同協会が計画中の、日本庭園風の公園整備に協力するという。同地で9月に開かれる桜まつりに合わせ、同教授のゼミ生17人が現地入りし、植樹する予定とか。