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リオ=小型バスが高架橋から転落=6人死亡、34人が重軽傷
ニッケイ新聞 2013年8月9日
7日、リオ州フルミネンセ海岸部で高架橋から小型バスが転落し、同日までに6人が死亡、34人が重軽傷を負う事故が起きた。8日付伯字紙が報じている。
7日午後5時45分頃、フルミネンセ海岸部イタグアイー市ブリザ・マール地区のプレフェイト・イゾベルダクソン・クルス・ブリット大通りの通称「トボゴン」と呼ばれる高架橋から、小型のバスが転落した。このバスはヴィアソン・イタグアイー社のもので市内運行に使用されており、マゾンバ地区へと向かっていたが、鉄道の線路とクアルト通りの上を通る高架橋の部分を通過した直後に、右側のコンクリート壁を突き破り、20メートルに落下した。
この事故による死者は、7日22時の時点で運転手のカルロス・アルベルト・オリヴェイラ・ダ・シウヴァさん(39)はじめ、男性4人、女性2人の計6人で、その他34人が重軽傷を負った。負傷者のうち10人は重傷で、リオ市西部サンタクルスの市立ペドロ2世病院や、イタグアイーの市立サンフランシスコ・シャビエル病院の緊急医療室などで手当てを受けている。
小型バスはクアルト通り沿いの教会の敷地に落ち建物の一部が破損したが、事故の際は人はおらず更なる惨事は免れた。
事故の原因についてはまだ明らかになっていないが、事故現場となった高架橋の防護壁は高さが低く、脆弱な作りになっていたため以前から同様の事故が起きていたという。近隣住民たちは「3年前には左側の壁からバスが落下した」「知っている限り、過去に3台の車が落ちている」などと話している。
イタグアイー市交通局のアレックス・ルセナ局長は同高架橋の修復を90日以内に行いたいと語っている。