ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年8月20日

 アチバイアの辻修平さんによれば、リエンゾ投手の登板は、先月30日のデビュー戦と今月15日のツインズ戦の2試合が有料チャンネルのESPNで国内放映されている。これは、ブラジル野球連盟が、メジャー(MLB)側にブラジル内で放送してもらえるよう掛け合って実現に至ったのだとか。現状では21日の最新試合の放送も「まだどうなるかわからない」という。ただしインターネットを使えば、MLBのサイト(http://mlb.mlb.com/)で視聴会員登録(有料)を行うことで、観戦が可能。関心のある人はぜひ。
     ◎
 淑徳大学から訪れた訪問団。取材中、ふと女性ばかりなのに気づいて「女子大ですか」と聞くと、「共学ですよ」と大爆笑。関係者によれば「最近男子学生も参加するようになったが、長年ずっと女性ばかりだった」とか。「女性の方が積極的」との言葉に、学生たちも「そうだ」とばかりにと首を縦振り。
     ◎
 レジストロ草分け時代を記した野村隆輔著『思い出の記』2頁によれば、伯剌西爾拓殖会社が創立された頃(1913年3月)から、葡語辞典編纂で有名な大武和三郎を招いて、東京・有楽町にあった会社本部で渡伯予定者がポ語勉強会を始めていた。白鳥堯助、山田揚之助、坂元靖、野村らもそのメンバーだった。東京外国語学校(現外語大)でポ語学科ができたのは1916年だ。大武が同拓殖会社でやったのが、日本初のポルトガル語の授業だったかも。