ニッケイ新聞 2013年8月21日
世界4大会計事務所の一つ、プライスウォーターハウスクーパーズ社(PwC、本社ロンドン)が、進出企業や学生向けに3カ国語(日英ポ語)対訳の『ビジネス用語集』を刊行した。ブラジル日本商工会議所の後援。
PwC社の日系企業専門スタッフのもとに「ビジネスに関する日本語の資料を」との要望が多かったことから、PwCサンパウロ市事務所の坂間カロリーナさんが商議所に打診し、2008年の日本人移民百周年記念として企画が立ち上がった。校正や監修に時間を要したが、今回刊行にいたった。
イギリス商工会議所が刊行した英ポ語版ビジネス用語集の著作権を買いとり、日本語を加えて制作したもの。邦訳は弁護士の二宮正人氏が手がけた。経済、法律、会計など、ビジネスシーンで使われる8千語を収録。発行部数は1500冊。
「日本語を読めない人向けに、ローマ字でも表記した。日ポ、どちらからでも引けるので便利です」と坂間さん。商議所の平田藤義事務局長も「5年かかった値打ちがある。ブラジルで仕事をしている人に重宝されるはず」と太鼓判。
商議所および日本のPwC社で、ブラジル進出企業や進出予定の企業、教育機関に無料配布している。企業の場合、一社につき一冊まで。
希望者は、商議所(11・3178・6233)もしくは坂間さん(Eメール=carolina.sakama@br.pwc.com)まで連絡を。