ニッケイ新聞 2013年8月22日
7月28日に体調を崩して緊急入院、同31日にサンパウロ市シリオ・リバネス病院に転院して治療中のジョゼ・サルネイ上議が20日、冠動脈のカテーテル手術を受けたと同日付G1サイトが報じた。
マラニョン州出身で元大統領、上院議長も務めた同上議は83歳。孫の結婚式の最中に具合が悪くなり、マラニョン州サンルイスの病院に入院。シリオ・リバネス病院ではデング熱と肺炎併発と診断され、治療を受けていた。肺炎は治まったが心臓内壁に異常があり、手術となり、手術は成功したが、退院の目処はたっていないという。
なお、20日には、メンサロン事件で有罪判決が出た労働者党(PT)元党首のジョゼ・ジェノイノ下議(67)が同病院を退院。7月24日に大動脈解離を起こし、サンパウロ州ウバツーバで入院後に転院して治療を受けていた。今月5日に起きた脳虚血も回復したという。
政局運営・調整能力に長け、02年はルーラ前大統領の選挙参謀の一人として活躍。5期連続下議を務めたがメンサロン事件で告発され、10年選挙では落選したが、12年市長選で当選したPT下議の補欠として、再び下議に就任した。