ニッケイ新聞 2013年8月22日
在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)は7日、サンパウロ州教育局に対し、1200冊の『やさしい日本小百科』(ポ語)を寄贈した。
寄贈式は同総領事館多目的ホールで行われ、佐野浩明首席領事、サンパウロ州教育局のイレーネ・ミウラ国際関係補佐官、ブラジル三菱商事の塩原優人事総務部長等が出席した。
「やさしい日本小百科」(Mini enciclopedia do Japao)は外務省及び国際交流基金が後援し、日本経済団体連合会の協力を得て、日本・ブラジル文化交流実行委員会が2009年に日本で刊行したもの。カラーで263頁。日本の地理、文化、歴史、伝統等を豊富な写真付きで説明している。
ミウラ国際関係補佐官は「大変感謝している。事前に送ってもらった本の大部分は、すでに公立校に配布した。子どもたちの対日理解を益々深めたい」と話した。
佐野首席領事は「サンパウロ州は、親日国であるブラジルのなかでもとりわけて日本文化への関心が高い。次世代を担うブラジル人に読んでもらい、対日関心を今後も促進してもらいたい」と期待を込めて語った。
同総領事館は販売を行っていないが、出版元のかまくら春秋社が取り扱っている。詳細、問い合わは同サイト(www.kamashun.co.jp)まで。