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W杯のチケット=発売7時間で100万枚突破=FIFAも驚く驚異的な数

ニッケイ新聞 2013年8月23日

 2014年ワールドカップのチケットの申し込み受付が20日にFIFA(国際サッカー連盟)のサイト上で始まり、受け付け開始の7時間後には既に100万枚の申し込みがあった。
 1回目の受け付けは10月10日までだが、実際に購入できるか否かはその後に行われる抽選で決まる。
 FIFAによれば、ブラジル代表が出場する開幕試合のチケットには最初の7時間だけで16万8千枚の申し込みがあり、10月10日までにこの数は倍に増えるとみられている。
 開幕試合があるのはサンパウロのイタケロン・スタジアム。収容人数は6万8千人。たった7時間でこの人数の倍以上の申し込みがあるというから、驚異的な期待度。抽選の結果当選する人は、かなりの幸運の持ち主といえそうだ。
 リオのマラカナン・スタジアムで行われる決勝試合のチケットでも同じだった。収容人数は7万8千人であるにもかかわらず、販売開始7時間で16万5千枚の申し込みがあったとか。
 購入はサイト(www.fifa.com/ingresso)でのみ可能だが、初日は特にシステムの問題はみられなかった。一部の利用者の間で、反応の遅さなどがみられたが、おおむねコンフェデ杯時と比べるとシステムは改善されたようだ。
 中には「CEP(郵便番号)を打ち込むのが大変だった。間違っていないのに、3回も同じ番号を打ち込んだ」「生年月日を入れる項目で、誕生日を入力したら無効と出た」などのトラブルに見舞われた人も。
 コンフェデ杯のチケット販売時に頻発した問題を避けるため、今回FIFAはチケットを自宅に郵送する可能性を検討している。ただし半額で購入できる学生、60歳以上、ボルサ・ファミリアを受給している人は本人確認が必要なため、郵送の対象からは外れる。
 ちなみに、チケットを申し込んだ人を国籍別でみると、一番多かったのはブラジル人だが、外国人の中ではアルゼンチン人が最も多かった。その次はアメリカ人、チリ人、イギリス人と続く。 第2回目の販売は11月5日から開始予定。第1回目の申し込みでは110万枚のチケット、全部で300万枚のチケットが用意されている。(21日付フォーリャ・デ・サンパウロ紙より)