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トメアスー=山田法務使から鈴木氏へ=寺院代表引退と継承奉告

ニッケイ新聞 2013年8月23日

 【パラー州ベレン発】留安山トメアスー本願寺(山田元寺院代表)では17日午前、寺院代表引退並びに継承奉告法要が厳修された。会場には、乙幡敬一トメアスー文協会長、坂口渡トメアスー組合理事長など門徒約70人が参列して、導師を務める新旧寺院代表の下、「正信念仏偈」を参拝者一同と共に声高らかに唱和した。
 永年にわたってトメアスー本願寺の責任者として指導の任にあたってきた山田証顕法務使が、高齢のため留安山トメアスー本願寺寺院代表を引退する。そのため、後任を本年2月に、南米教団ブラジル別院本堂で仏教学院より法務使の任命を受けた鈴木顕証法務使が継承することになった。
 尚、ベレン地区はベレン仏教会の下小薗勝解法務使が担当する。鈴木顕証氏の後任の留安山トメアスー本願寺報謝講々頭には、副講頭だった穎川幸雄氏が昇格した。
 法要後、十字路の日系食堂において記念昼食会を開き、留安山の益々の発展を誓い合った。(パラー州通信員=下小薗昭仁)