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ニッケイ新聞 2013年8月30日

 はるばる来伯したが、吉永クラウディオさんに詐欺に遭ったという典紡瑞輝さん。しかし彼を信じて渡伯を決めたのは彼女だけではないようで、別の女性は「俺と結婚してくれ」との彼の言葉を信じ、近々来伯を予定していたとか。典紡さんを当地で迎えた彼の知人は、問い合わせてきたこの女性に対し、吉永さんの穏やかでない女性関係を暴露。何かと人騒がせな人物のようだが、女性を口説く能力は中々のもの?
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 アンジェロ・イシ教授によれば、「ラ米におけるアジア・アフリカ学学会」にはメキシコ以南のラ米およびアフリカから数百人の研究者や学生が参加した。日本勢の発表には立ち見まで出て、「在日ブラジル人の件は日本語やポ語以外であまり情報がないらしく、とても注目度が高かった」と振返る。講演後に「日本はどのくらい多文化な社会になっているのか」との質問を受け、イシさんは「日本政府とメディアでは〃多文化共生〃の意味の取り方が違うし、市民の多くはその言葉を認知すらしていないのでは」と答えたという。もっと当地に日本人観光客が増えれば、少しは多文化社会の意味がピンと来るようになる?
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 「武士みたいで格好良い」と非日系に人気の剣舞だが、滋賀はそんな剣舞の魅力を生かし、「武士の文化に触れよう」とのキャッチコピーで剣舞の体験ツアーを行っている。もちろん衣装も侍風で、英語・中国語でもツアーを申しこめる。習い事としてはためらわれても、一日体験ということならやりたい人は沢山いそう。母県でやっているのだから、パターン化しがちな日系イベントの参考になるのでは。