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サンパウロ州議会=初の養殖業者の会合開く=日本政府の協力も期待

ニッケイ新聞 2013年9月3日

 サンパウロ州議会経済活動委員会が23日、全伯の水産・養殖専門家の関係強化と活動活発化をめざし、『第1回水産養殖会合』を同州議会で開催した。

 ピラルクー愛好会と西本エリオ州議が発案し、水産省、JICA、サンパウロ州工業連盟(FIESP)、サンスイ社が後援した。全伯から約百人が参集し、業界専門家らの講演会に耳を傾け、情報交換などを行った。
 講演したのは、同連盟のロベルト・イマイ水産部長、エジソン・クボ水産局部長やピラルクー養殖家の末永リカルド(アラサツーバ)、アラゴアス州水産庁官のレジス・カヴァルカンチ氏をはじめ、9人の専門家。バイ・フィリップ社による、ピラルクーの皮を使った鞄やトランクの見本なども展示され、注目を浴びた。
 アチラ・マイアダ・ロッシャ水産省事務次官は「今後、ますます日本政府の協力を願いたい」と期待をこめて語り、福嶌教輝・在聖総領事にピラルクーの置物をプレゼントした。
 ブラジル産プロポリスなどを日本に輸入している東湘物産株式会社(本社=東京都)の高澤真取締役も出席し、関心を示していた。