ニッケイ新聞 2013年9月6日
独立記念日の7日、全国の少なくとも135市でデモが行われる見込みだ。6日配信レコルデTVのニュースサイトが報じた。
フェイスブックのサイトには、「ブラジルの歴史上最も大きな抗議行動」というページが作られ、既に39万5千人が参加を表明している。
「9月7日作戦(オペラソン)」と名づけられたデモは「アノニマス・ブラジル」「汚職に抗議するブラジル」という名のグループなどの主催で、無党派を表明している。主張する内容は汚職撲滅、メンサロン裁判で実刑判決を受けた被告の刑執行、税制改革、投票義務制の廃止などだ。
サンパウロ州では40市でデモが予定されており、サンパウロ市ではパウリスタ大通りのサンパウロ美術館下のスペースで午後2時から始まる。参加人数は2万1千人が見込まれる。
連邦直轄区では、連邦議会、国立博物館など複数の箇所で少なくとも四つのデモが予定されており、約2万8千人が参加を表明している。リオ市中心部のシネランジア(フロリアノ広場付近地域の通称)では、約1万6千人によるデモが行われる見込みだ。
これに伴い、連邦政府はブラジリアの警備を強化することを発表しており、独立記念日の行進、サッカーの親睦試合(ブラジル対オーストラリア)、エスプラナーダである記念ショー、デモ現場など各所に4千人の軍警を設置する。
また、ニュージーランドのクライストチャーチでも、現地在住ブラジル人による、デモへの支持行動が行われるという。