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ニッケイ新聞 2013年9月6日

 岸田外務大臣に取材する中で「在日ブラジル人コミュニティは、日伯を繋ぐ新たな絆だと考えている」とのコメントを聞き、〃新たな〃という言葉に違和感を覚えた。デカセギが始まって30年近い歳月が経ち、近年は震災や不況の影響でむしろ縮小が目立つコミュニティを指して使う言葉ではないように感じたからだ。少し捻くれた見方をすれば、これまでのその存在はないものの如く考えていることの表れのようにも感じられる。読者の皆さんはどう思いますか。
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 百周年記念誌発刊に加え岐阜県では様々な取り組みが行われているが、中でも岐阜市の国際交流センターが行う教師対象の「教材づくりワークショップ」が好評だという。朝日新聞が報じた。来年1月までの計4回の講座を通し、県内在住日系人への理解を深めるような独自の教材作りを学ぶのが目的だ。6月末に開かれた初回では沖縄県人の移住史について学べる教材を開発する「沖縄NGOセンター」から講師を招き、教員や日本語教育関係者など約20人が参加している。より良い学校教育や地域活動につながれば。
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 昨日の本紙7面で紹介した、歌手のつばささんの公演日程が分かった。9月28、29日=リオ▼10月5日=サン・カエターノ・ド・スール▼6日=ポルト・アレグレ▼12〜13日=フロリアノーポリス▼11月2日=ベレン▼3日=カンピーナス▼17日=ヴィトリア▼23、24日=サルバドール。詳細はカラーマークミュージック(music@acolormark.co.jp)まで。