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英国『レストラン』誌=ブラジルの9店舗がランク入り=南米のベストレストランに

ニッケイ新聞 2013年9月7日

 イギリスの料理専門業界誌『レストラン』が選ぶ「ラテンアメリカのベストレストラン50」の受賞者が4日、ペルーの首都リマ市内で開かれたセレモニーで発表された。
 1位の栄光に輝いたのはペルーの「Astrid y Gaston」。ブラジル勢は9軒のレストランがランクインし、そのうち6軒がサンパウロ市内にある。
 見事2位に輝いたのはアレックス・アタラシェフの「D.O.M」(R. Br. de Capanema, 549 – Cerqueira Cesar)。新鮮なププニャ、帆立貝など国産の食材を使った昼のアラカルトが楽しめる。夜はデグスタソンのみ。同誌が選ぶ世界のベストレストラン7位にランクインしている。
 エレーナ・リゾシェフの「Mani」(R. Joaquim Antunes, 210 – Pinheiros)は5位。手の込んだモダンな料理で、世界ランキングには46位で入った。
 16位には、北東部の地方料理をふるまうロドリゴ・オリベイラシェフの「Mocoto」(Av. Nsa. Sra. do Loreto, 1.100 – Vila Medeiros)。その他「Fasano」(23位)、「Attimo」(32位)、「EPICE」(41位)の計6店舗だ。
 審査にあたったのは、ラテンアメリカ全土のシェフ、ジャーナリスト、レストラン経営者、料理評論家など専門家252人。一人ひとりが、1年半の間に足を運んだレストランのうち最も良かった店を7軒選ぶというもので、そのうちの3軒は出身国以外の店を選ぶというルールだとか。
 ちなみに、「D.O.M」のアレックス・アタラ・シェフは「〃本物の味の〃ブラジル料理を追求する」(審査員談)、世界で最も影響力あるシェフの一人で、ブラジルきっての名料理人として有名だ。
 また、「Mani」のエレーナ・リゾシェフは、南米一の女性シェフを選ぶVeuve Clicquot賞に選ばれている。(5日付フォーリャ紙電子版より)