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平均気温が2〜4度上昇=地球温暖化に関する会議開催

ニッケイ新聞 2013年9月11日

 サンパウロ市アウト・ダ・ラッパ区にあるサンパウロ州調査研究支援機関(FAPESP)では9〜13日、地球温暖化に関する第1回全国会議が開催され、初日の9日にブラジルの平均気温が今世紀中に4度上昇する可能性があると指摘された事を10日付G1サイトなどが報じた。
 ブラジル・カーボン研究所のサイトによると、この報告は環境省が09年に創設した気候変動に関するブラジルパネル(PBMC)によるもので、345人の調査員が07年〜13年初頭に全国2万カ所以上の拠点で実地調査を行った結果、国内での平均気温上昇がはっきり確認できたという。
 同パネルによれば、平均気温は今世紀中に2〜4度上昇する見込みだ。北伯、北東伯、中西伯では雨量が減り、川の水量も減少するが、南伯や南東伯では降水量が増え、パラナ州の盆地などでは川の水量が30%増すとの予想されている。
 今回の調査では、どの位までが人為的な気温変化でどこからが自然な変化かはとらえられなかったというが、気候の変化はエネルギー問題や飲用水確保、農業など、様々な分野にも直結する。その一例は現在も水不足で悩む北東伯で、水力ダムの貯水量が期待通り回復せず、火力発電所を止める事が出来ずにいる。
 また、気温が変われば収量が落ちたりする作物は他の作物と入れ替えるなどの工夫も必要で、灌がい用の貯水池設置などが急務だ。気温の振れ幅はより大きくなると予想され、防災対策なども再考が必要となる。

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