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ベレン=200人参加した敬老会=戦後移住60周年として

ニッケイ新聞 2013年9月11日

 【パラー州ベレン発】汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)は1日午前10時から同協会神内講堂で、沼田行雄在ベレン総領事、アマゾニア日伯援護協会の八十島エジソン会長、北伯県連協会の山本陽三会長ら約200人が参列するなか、戦後移住60周年を記念して敬老会を開催した。
 参加者はまず会場入り口で援協医師や看護婦等による無料検診(血液、血圧など)を受けた。次に開拓先亡への一分間の黙祷を捧げ、生田会長の開会の辞、沼田総領事、八十島援協会長、山本北伯県連会長の祝辞の後、五十嵐光也パラー老人クラブ会長の乾杯の音頭で開始された。
 援協厚生ホーム勤務のシニア・ボランテイア本多孝治氏指導による「みんなの体操」を手始めに、琴の会の演奏(傘地蔵)、シルバークラブ・ベレン合唱団のコーラス、ベレン民謡クラブ・花柳龍駒会の日本舞踊、老人クラブのカラオケなど盛りだくさんの演目に会場は盛り上がった。
 参加者全員に配られた紅白饅頭や心のこもった弁当を賞味しながら、和やかな雰囲気で談笑していた高齢者の姿は印象的だった。
 今回の参加者の最高齢者は、ベレンから約150キロも離れたサンフランシスコ地区から参加された山崎冬美さん(97歳)だった。(パラー州通信員=下小薗昭仁)