ニッケイ新聞 2013年9月12日
今年で10周年目を迎えるアントニオ猪木氏企画による総合格闘技イベント『第60回ジャングル・ファイト』が14日、サンパウロ市のポルトゲーザ体育館で開催される。
イノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社から猪木啓介顧問と営業・広報担当の両角直樹さんが来伯、猪木さんの遠戚にあたる当地世話人の兵庫県人会の尾西貞夫会長と共に来社した。猪木さんも記念来伯を予定していたが、公務員のため公務が多忙で急きょ見送った。
2003年の初回興業がアマゾンで挙行されたことから名付けられた。アントニオさんと共に企画を立ち上げたヴァリッジ・イズマイウさんがブラジル各地で開催を続けている。規模も徐々に拡大、毎回5〜6千人が観戦に訪れるという。
今回は澤田敦、吉田貴広両選手が参戦、日米伯ブ3カ国から計14人が出場し7試合を競う。来場見込みは7千人。戦いの様子はチャンネル「ESPN」と「SporTV」で生中継される。午前9時から。
「将来的にはUFC(米国が運営する有名な総合格闘技の大会)に並ぶイベントにしたい。今、ブラジル国外での開催に向けて準備中」と同顧問。同大会に関心を持つハリウッドスター、アーノルド・シュワルツェネッガーの協力の下、スペインでの開催などが決まっているという。