ニッケイ新聞 2013年9月12日
京都大学大学院工学研究科の土井勉教授、大庭哲治助教(おおばてつはる)、松原光也助教、大学院生ら研究員10人が来伯。7月18、19の両日、パラナ州クリチーバ市を視察した。
一行は、元クリチーバ市環境局長の中村ひとしさんの案内で市長、クリチーバ都市計画研究所(IPPUC)、谷口カシオ州企画調整局長などを訪問した。
今年5月に日本を訪問したばかりのグスターボ・フルエチ市長は、東京、横浜、姫路を訪れ、日本の都市環境、交通計画を賞賛。「皆さんにクリチーバについて良く知ってもらいたい」と一行を歓迎した。
初めてクリチーバを訪れた土井教授は「多くの資金を掛けず、元々ある物を活かして街を作るという考え方は画期的。クリチーバに学び、日本の街づくりに新しいアイデアをもたらしたい」と話していた。(長村裕佳子クリチーバ通信員)