ニッケイ新聞 2013年9月13日
南パラナ日本語教育センターは8月25日、クリチーバ市内の兵庫姫路会館で「第14回南パラナ日本語朗読大会」を開催した。28人が参加、家族ら約130が集まった。在クリチーバ日本国総領事館の後援。
同センターの斉藤美代子会長は「朗読の練習で日本語の発音が良くなり、スラスラと話すリズム、度胸も身に付く。参加することが良い経験」と参加者を激励した。
クリチーバ総領事館の後藤吉紀副領事は、多くの参加を喜び、「頑張って勉強して、日本へ遊びに行って欲しい」とメッセージを送った。
同大会の参加・協力校はクリチーバ文協日本語講座、CELIN、クリチーバ純心学園、大山学園、公文クリチーバ・セントロ教室、パラナグア日本語学校、カストロ奨学舎。6〜15歳の生徒が年齢別にA〜E組に分かれて参加し、元気いっぱいに朗読した。
審査員長を務めた斉藤会長は「昨年よりもレベルが上がった。特に、年長の組の発表がとても上達していた」と講評。各組の入賞者発表があり、審査委員より入賞者にトロフィーが手渡された。
E組で入賞した吉岡ルカス君(15、三世)は、文協の日本語講座に5年間通う。「毎週先生に指導してもらった。緊張したが、練習の成果を発揮できた」と喜んだ。
同じく、E組で入賞したのは、カストロ奨学舎で勉強する非日系のルイス・オターヴィオ・クレメル君(14)。「学校が家の前にあったから興味を持った」と勉強を始め、「今は日本文化が大好き。いつか日本の大学で勉強したい」と夢を語っていた。
入賞者は以下の通り。A組=ジョアン・アウグスト・フィオリロ、B組=平賀カイオ、C組=ナカシマエルシオ、宮地ショウジ、D組=前林ラリッサ、オギマエンリケ、E組=有森ラリッサ、ルイス・オターヴィオ・クレメル、吉岡ルカス、山崎ガブリエル。(長村裕佳子クリチーバ通信員)