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マリーナ=新党RS成立が瀬戸際に=2週間で5万票以上必要=「例外認めず」と選挙検察=大統領選の風向き左右も

ニッケイ新聞 2013年9月24日

 2014年の大統領選挙への出馬が有力視されているマリーナ・シウヴァ氏の新党・持続ネットワーク(RS)が、新党登録手続きの最終締め切りまで15日を切った時点で5万票以上の署名が足りず、出馬可否の瀬戸際に立たされている。21〜22日付伯字紙が報じている。

 マリーナ氏は現在、14年大統領選への出馬を目指し、高等選挙裁判所に新党・RSの承認を申請中だ。選挙法の規定によれば、同氏が新政党から立候補するには、大統領選の1年前(14年大統領選挙の場合は今年の10月5日)までに承認手続きを終えていなければならない。
 だが、この承認作業が遅々として進まない。8月29日付本紙が伝えたときは、8月27日の時点で政党成立に必要な署名数49万2千票を大きく下回る30万4千票しか承認されておらず、さらに全国に9カ所必要な党事務所は1カ所しか承認されていなかった。
 RSはTSEの承認作業が遅いとして、8月26日には「1票1票手作業で承認作業をするのではなく、第3者からの苦情が来ない限りは票として認めるべきではないか」との申し立てを行った。この時点でRSは63万7千人分の票をTSEに提出していた。
 だが9月20日、選挙検察局のエウジェニオ・アラゴン副局長は、RSは「まだ全国的な支持を得るには至っていない」との見解を発表。アラゴン氏は「全国規模で有効とみなされる状態に至っていない政党を登録することに比べれば、新党が来年の選挙に参加できないことによる被害の方がずっと小さい」と判断している。TSE判事でもあるマルコ・アウレリオ最高裁判事も「特定政党だけに通用する規定を設けて新政党を認めるのは危険だ」としている。
 この時点でTSEが承認した署名数は44万人で、必要な票数にまだ5万2千票ほど足りない。10月5日までは既に残り2週間を切っている。
 これを受けマリーナ氏は「(党を成立させるための)Bプランはない」といい、引き続き承認依頼を継続していく見込みで、目下のところはTSEが有効とみなさなかった9万5206票の見直しを求める意向だ。「私たちは署名が有効であることを確認して提出した」とマリーナ氏は語っている。なお、党事務所に関しては、9月9日に全国14カ所で登録を行っている。
 マリーナ氏は2010年大統領選で小政党・緑の党(PV)からの出馬にもかかわらず3位となり、14年選挙でもジウマ大統領(労働者党・PT)につぐ国民の支持を受けている。8月に行われたダッタフォーリャの「大統領選では誰に投票するか」でも、PT最大のライバルである民主社会党(PSDB)のアエシオ・ネーヴェス氏の13%を上回る26%を獲得。6月のマニフェスタソン以降は、それ以前に50%以上の支持率を得ていたジウマ氏との差もだいぶ縮まっていた。
 14年大統領選の風向きはマリーナ氏の出馬の有無で大きく変わるだけに、目の離せない問題となりそうだ。

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