マリーナ=新党成立が直前で窮地に=選挙検察が拒否を推薦=他党からの出馬は否定=セーラはPSDB残留決定
ニッケイ新聞 2013年10月3日
14年大統領選出馬のための新党承認最終期限を4日後に控えた1日、選挙検察は高等選挙裁判所(TSE)に対し、マリーナ・シウヴァ氏の新党・持続ネットワーク(RS)を承認しないように薦める意見書を提出した。また、大統領選出馬をめぐって去就を注目されていた民主社会党(PSDB)のジョゼ・セーラ氏は同党への残留を明らかにした。2日付伯字紙が報じている。
新党承認までの期限が目前に迫った1日、選挙検察のエウジェニオ・アラゴン副局長は、かねてから否定的だったRSの承認について、改めて拒否を求めた。
同党は現在まで承認規定の49万2千票に5万票ほど足りない44万2500票しか認められておらず、TSEから9万8千票を無効とされている。同副局長は「大統領選に出馬するという目的だけで政党を作るのは、有権者を前にして政党を軽んじるものだ」と語った。また、「有効票を提出するのは政党の責任であり、無効票を登記所のせいにするのも筋違いだ」と述べている。
マリーナ氏とRSの関係者はこの日、ブラジリアの三権分立広場に無効票のコピーを詰めた箱を並べ、それらで壁を作りあげ、改めて承認を求めるアピールを行なった。マリーナ氏は「最後の最後まで、神とTSEの判断を信じている」として党承認に賭け、大統領選出馬のためのもう一つの手段である他党からの立候補の可能性を改めて否定した。だがマリーナ氏は、同氏に関心を示している社会大衆党(PPS)に対し、「かなり具体的な提案までしていただいたことに感謝している」と語っている。
一方、RS支援者たちは、票登録で違反の疑いがありながらも9月27日に新政党に承認された連帯(Solidariedade)や社会秩序共和党(PROS)よりも厳しい扱いに疑念を抱き、「政府がマリーナの結党を妨害しようとしている」との主張をしている。
他方、PPS移籍かPSDB残留かで注目されていたセーラ氏は1日、フェイスブックで残留を正式に表明した。同氏は「私の最優先事項は労働者党(PT)を倒すことだ」と書き記した。
PSDBからの大統領選出馬が有力視されている同党党首のアエシオ・ネーヴェス氏は、セーラ氏の意思表明を受けての記者会見で「セーラ氏は我が党になくてはならない存在だ」として、改めて同氏を褒め称えた。
両氏は9月に3度話し合い、14年選挙の様々な可能性について話したという。そこでセーラ氏は、PPSに移って立候補した場合の政見放送の短さや各州での協力の不足などを懸念し、断念したと見られている。
だが現時点では、14年選挙でのセーラ氏の処遇はわかっていない。同党に残った場合、仮に大統領候補選出選挙を党内で行なってもセーラ氏の勝算はほとんどない。
現状で有力視されているのはサンパウロ州下院議員での立候補だ。それは同州あから上院へ立候補となった場合、副知事と上院議員を民主党(DEM)とブラジル労働党(PTB)、ブラジル社会党(PSB)との連立で固めたいというジェラルド・アウキミンサンパウロ州知事の意向に反するためだ。