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シリコン挿入で臀部に穴=ミスにもなった女性がピンチ

ニッケイ新聞 2013年10月4日

 サンパウロ州海岸部のサントス市に住み、同地方のミス・コンテストなどで優勝した事もあるL・V・Sさん(33)が、シリコンを挿入する手術の後に深刻な問題に直面し、周囲の人々の援助を求めている。
 グアルジャ市を始め、いくつものミス・コンテストで優勝経験があり、モデルとして働いた事もあるL・V・Sさん。だが、いつも不満に思っていたのは自分のお尻で、コンテストの時も、後ろ向きになったら小走りで退場していたという。
 そんなL・V・Sさんの夢は臀部の形成手術をする事で、父親を亡くして10キロ近く痩せた時に、10年前から交際している恋人からお金は自分が払うからと言われ、思い切ってシリコン挿入による手術を受けた。
 両側に350ccずつシリコンを入れたのは2011年1月。1万2千レアルをかけた手術の後は大満足で、寝る時はうつ伏せでとかなるべく座らないといった注意事項を守る事も苦にはならなかったという。
 だが、約1年後、豊胸手術後などに起きる、水のようなものがたまってくる漿液腫(ゼローマ)が起きた。最初は医者が水を抜いてくれたが、その頃から、片方のシリコンがずれてお尻の形がいびつになったため、医師からは早急にシリコンを除去するよう言われた。
 ところが、シリコンの除去費用は3千レアル。手術の前の検査を終えた時点で失業したL・V・Sさんは、手術もままならないままでいた時に新しいゼローマが出来たことに気付いたが、医師に見せる事も出来ないうちに穴が開くというトラブルが発生。傷口からばい菌が入り、炎症が起きたのか、発熱なども起き始めたため、医師は投薬する一方、なるべく早くシリコンを除去するよう勧めたが、薬代などで出費がかさみ、借金まであるL・V・Sさんには、なす術がない。
 専門家は、志のある人の援助を受けられない限り、L・V・Sさんは抗生物質を飲み続ける必要があり、バクテリアが薬に対する抵抗力を持つようになれば合併症なども起き易くなると警告している。合併症などを起こせば命の危険も伴う事になるため、L・V・Sさんは日々、不安の中で過ごしている。
 豊胸手術は30年からの歴史を持つが、臀部など、動きの大きい部分へのシリコン挿入手術は15年程度の歴史しかないといい、熟練した医師も少ない。L・V・Sさんを診た医師は、シリコンがずれるというケースは初めてだと言ったというが詳しいデータは出ていない。なお、ゼローマは動きの大きな場所の方が出来やすいという。(3日付G1サイトより)

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