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日伯の友好深めて40年=パラナ経済使節団が出発

ニッケイ新聞 2013年10月9日

 西森ルイス下議率いる「パラナ日伯友好経済使節団」が5日に訪日、16日まで滞在する。第40回を記念する今年は例年よりも多い80人が参加し、日本各地、中国での経済交流を図る。
 同使節団は科学技術、経済、学術面など様々な分野で、パラナ州と兵庫県の姉妹州県関係を促進する目的から1973年に開始された。使節団を開始した故・上野アントニオ連邦下院議員の意思を引き継ぎ、現在は西森下議がその活動を続けている。これまでパ州から日本への鶏肉やオレンジジュースの輸出など様々なビジネスのほか、同州マリンガ市と兵庫県加古川市の交流などが生まれた。
 使節団同様、今年は両市の姉妹都市提携が40周年を迎える。5月11日には日本からの使節団を迎え、マリンガ市で姉妹都市提携40周年記念式典が行われた。同使節団も10月11日に、加古川市で開催される式典に出席。その前日には使節団40周年を祝う記念夕食会が神戸で開かれる。
 また、東京ではJICA、JETRO、経団連、日伯議員連盟(麻生太郎会長)、日本サッカー協会を訪問するほか、兵庫県では県知事、加古川市長を表敬訪問、愛知県では県知事、豊橋市長を表敬訪問。東京と高知では企業家、学生らを対象にした西森議員の特別講演会も開かれる。(長村裕佳子クリチーバ通信員)