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東西南北

ニッケイ新聞 2013年10月11日

 1960年代に活躍した女優のノルマ・ベンゲルが肺癌のために9日、入院先のリオの病院で亡くなった。78歳だった。59年の「オ・オーメン・ド・スプートニク」の大ヒットでセクシー女優として有名になり、62年に出演した「オ・パガドール・デ・プロメッサ」は、ブラジルではじめてカンヌ映画祭のパルムドール(大賞)に輝いた。この作品でノルマは国際的にも注目され、イタリア映画などへも多数出演した。また歌手としての活動も行い、96年には自身で監督した映画も発表するなど多才なことでも知られた。2009年までTVや舞台に活躍を続けていた。
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 8日午後7時10分頃、サンパウロ州スザーノのセッテ・クルゼス地区で警備会社プロテージェ社の現金輸送車が走行中、横を通り過ぎた車に乗った強盗から50口径の高射砲タイプの機関銃でエンジン部分を撃たれ、さらにダイナマイトで装甲していた金庫を爆破された。強盗は女性1人を含む4人組で、現金約200万レアルを盗んだ。強盗はかけつけた軍警と銃撃戦を繰り広げたが、なおも逃走中。州犯罪課によると、同様の高射砲はカンピーナスやアララスの犯罪でも使われたという。
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 9日、サッカーの全国選手権でサンパウロは首位のクルゼイロと対戦。相手側の本拠地であるベロ・オリゾンテで、2—0で勝利した。現在16位で2部降格圏内スレスレの予断を許さない状況が続くサンパウロだが、勝った相手が2位に勝ち点11の差を付け、優勝に向け独走中のクルゼイロだけに大きい。ここからさらに攻勢をかけたいところだ。