ニッケイ新聞 2013年10月15日
民間企業の進出支援に力を入れ始めたJICA。現在、進出を検討中なのは、廃車のリサイクルを手がける中小企業。リサイクルに対する意識もまだまだ低い当地にあって、進出がかなえばパイオニア的な事業になりそうだ。他にもコンクリートを壊さず老朽化を測る技術など、当地のインフラ整備に欠かせない企業も当地に注目しているとか。JICA支援の成果に期待。
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クルトゥーラ書店劇場で開かれた日本食討論会。司会が「新寿司の寿司職人が、客の口の大きさにあったサイズの寿司を握った」というエピソードを紹介すると、同店の水本シェフは「日本では、女性が大きな口をあけるのははしたないから」と返答。会場の笑いを誘ったが、トップクラスの日本食店が「おもてなし」の面でも洗練されてきた証拠かも。食を通した精神文化の伝承が次なるステージか。
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岐阜新聞ウェブ版によれば、今年3月のソニー子会社の工場閉鎖に伴い失業した日系人らの、早期就職を支援する県の職業訓練の修了式が11日に行われた。職業訓練は日本人の指導で6月から4カ月実施。ブラジル人を中心に13人が受講し、日本企業の慣習・業務理解、日本語の習得、就職指導などのカリキュラムに取り組んできた。うち6人が既に地元スーパーなどに再就職を果たしているという。