ニッケイ新聞 2013年10月16日
ハダジ市長が行なったサンパウロ市でのバス専用レーン設置の成功を受け、サンパウロ州内の労働者党(PT)所属市長を持つ近隣の市がこの成功例に続こうとしている。グアルーリョスでは7月からバスレーン設置をはじめ、既に4・7キロに適用。オザスコでは、重要な通りでの右側車線での駐車を禁止し、バスの通行を改良した。また、サンドアンドレも14年1月よりバスレーンの設置を行うという。サンパウロ市でのバスレーン設置は既に232キロに及び、ダッタフォーリャの調べでは市民の88%が好意的であることも判明している。ハダジ市長にとっての任期1年目での収穫になりそうだ。
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モエマやイビラプエラ、ブルックリン、カンポ・ベロなど、サンパウロ市の高級住宅地の高齢者を狙い、今年の3〜10月にかけて25件の「振込み詐欺」が横行しているという。これは犯罪者が被害者の甥などを装い「車で事故を起こした」「手術で金が必要だ」などと嘘を言い、被害者に自分の口座に金を払わせるというもの。これまでの被害額には10万レアルを超える大きなものも。PCCとつながりのある犯罪者もいたという。
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15日、ブラジリア時間の午前中に北京で行なわれたサッカー親善試合の対ザンビア戦に、ブラジル代表は2—0で勝利した。この試合はセレソンの控え選手のテストに主眼が置かれ、普段先発の機会のないディエゴ・カヴァリエーリ(キーパー)、デデー(ディフェンダー)、アレッシャンドレ・パト(フォワード)などが先発出場し、デデーが得点を決めた。フェリポン監督の手応えは?