アヴァイアナスが衣料品＝海岸で使う服など販売へ

ニッケイ新聞　２０１３年１０月２２日

　サンダル等で有名なブランド「ＨＡＶＡＩＡＮＡＳ」が２０１４年後半以降、衣料の販売も手がける見込みと１９日付伯字紙が報じた。衣料の生産に従事する２０人の職人グループが既に雇用されており、サンダルに合わせた海岸での使用に適した服など、カジュアルな服を製造するという。商品はメーカーの専門店で販売される予定だ。
　「ＨＡＶＡＩＡＮＡＳ」は現在国内に３００店舗、国外に１２０店舗を展開し、来年にはそれぞれ３７０店舗、１３０店舗に増やす方針だ。衣料品の販売とともに、主力製品のサンダルの生産も拡大予定で、１８日に落成したミナス州北部モンテス・クラーロスの新工場では年間１億２百万足の生産をめざす。パライーバの工場では年間２億６千万足を生産しており、４０％増の生産量を見込む。
　同ブランドは「Ａｌｐａｒｇａｓ」社の傘下に入っているが、それでもＨＡＶＡＩＡＮＡＳ専門店の売上げは同社の総売上額の２％以内に過ぎない。その専門店の収益性は高いが、社としては専門店を「マーケティングの道具」、消費者がメーカーを知る場所として位置づけているという。