ニッケイ新聞 2013年10月22日
笑顔に包まれた鹿児島県人会創立100周年式典。その中で四六時中対応に追われたのが県人会事務局だ。来場者の受付に始まり、高齢者など表彰者の受賞品受け渡し、また土産品として来場者には「故郷を忘れないでほしい」との願いから、桜島のマット絵と手ぬぐいが用意され、その配布にも走りまわった。一部関係者からは「お昼ごはんを食べる暇もない」といった声も。準備段階から支えてきたであろう事務局の皆さんにも、労いの言葉を贈りたい。
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雨天や砂埃などで屋外開催に難を抱えていたサントアンドレーの運動会だが、市長の誘いをきっかけに3年前から体育館で開催となった。今年から市長が交代し、前任者ほどの協力がえられず開催地決定が遅れ、例年の8月開催とはならなかったとか。市側はシュラスコ、弁当、飲み物の販売にも難色を示したという。主催者は「毎年行っていることなのに…。なぜ理解が得られないのか」と困惑気味。政治家によって考え方がコロコロ変わるのも、当地の特徴か。
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東京都友会が再来年の創立50周年に向けて、現在記念誌を制作中。なんと50年目にして初の記念誌とか。原稿は今の時点で400ページに達しており、完成は来年がめど。坂和三郎会長は「二、三、四世の皆さんに、僕たちがどんな活動をしていたか知ってもらいたい。日本語版を出した後は、ポ語でも出したい」と張り切っている。