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東西南北

ニッケイ新聞 2013年11月2日

 1日夕方から夜にかけて、都市不動産所有税(IPTU)の増税に反対する集団約250人がサンパウロ市パウリスタ大通りを経由して、フェルナンド・ハダジサンパウロ市市長の自宅のある南部ヴィラ・マリアーナまで、抗議行進を行なった。集団は午後6時40分にサンパウロ美術館(MASP)付近から出発し、市長の住むビルの前で行き抗議声明を行なった後、午後9時30分頃に引き返し、約1時間後にMASPで解散した。今回の行進は暴力性が薄く、警察による補導も鉄棒を持った女性ひとりのみ。今後も、穏やかな抗議行動が続くといいが…。
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 サンパウロ市東部イタイン・パウリスタにある第50警察署の中庭が、自動車などの押収物で溢れ、パトカーを置く場所さえない状態になっているという。そこを占めるのは、90台の自動車、215台のバイク、20台の賭博用のスロットマシーンなど。これらは周辺3つの署の押収物も含まれているという。市警によると現在、公的な駐車場の入札を待っている段階だとのこと。税金から駐車場代を払って置いておくより、押収物をとっとと競売にかけて売り払うことはできないのか?
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 11月のチリとホンジュラスとのサッカー親善試合に向けてのセレソン召集で、昨日報じたロビーニョの復帰の他に、ウィリアン、マルキーニョスの2人が初選出となった。ウィリアンはここ数年東欧のリーグで注目されてきたミッドフィールダーだが、英国リーグ移籍でようやく認められた。一方マルキーニョスは弱冠19歳のディフェンダーだ。本番まで半年。今さら新人を発掘する時期でもなさそうだが…。