ニッケイ新聞 2013年11月6日
降雨量と壊れた信号機の数は比例する?! 4日、サンパウロ市に豪雨が降り、冠水の被害がまた見られた。サンパウロ市パウリスタ大通りの先にある複合トンネルのパウロ・ロベルト・ファンガニエロ・メリェムは、午後6時頃にパライゾ方面が行き止まりになり5時間以上閉鎖が続いた。また「ミニョコン」の愛称で知られるコスタ・エ・シウヴァ高架橋でも排水口が詰まるなど、市内全9地区で冠水が起こった。信号機は少なくとも170機が消え、西部エイトール・ペンテアード通り付近では停電が起き、復旧に3時間を要した。夏はスコール(夕立、驟雨)の本番、新市長の効果的対策を大いに期待したい。
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サンパウロ市教育局のカレガリ局長は4日、来年14年から保育園の定員の20%を、ボルサ・ファミリアを受給する家庭の4歳未満の子供に割り当てることを発表した。同局長によると、現在1万1千人のボルサ・ファミリア受給家庭の子供が入園待ちだという。だが、市内で入園を待っている子供はその10倍以上の15万人以上。対処療法としてはこの対策で多少は良くなるかもしれないが、根本的に解決するには、保育園の数自体を大幅に増やすしかないのは明らか。
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W杯を半年前に控えたタイミングで、ブラジルよりスペイン代表を選択したジエゴ・コスタに関して4日、ペレは「彼には彼の収まるべき場所がある。良い決断だと思う」と擁護した。一方、フェリポン監督に関しても、「マノ監督はできなかったが、彼は既に自分のチームの基盤を作った」と高く評価した。さすがに〃王〃の風格を漂わすコメントか。