ニッケイ新聞 2013年11月12日
調査会社のIposによると、11月に支払われる13カ月給の半額分は借金返済に充てるという人が、24・5%に減り、関係者を驚かせていると8日付エスタード紙が報じた。
13カ月給は11月と12月に支給されるが、今年の場合、前半分は借金返済に充てるが最も多いが、その割合が昨年の32・6%から24・5%に減少。これは、直近3カ月分の売上に対する返済遅れ額が10月は5・1%に減った事などを反映したものと見られている。ローンの返済が3カ月以上遅れる債務不履行の数字は明記されていないが、最近は債務不履行となってブラックリストに名前が掲載されて銀行融資などを止められるのを恐れ、銀行と再交渉する例が増えている。
それ以外の用途は、貯金20・4%、プレゼント購入18・4%、旅行6・1%、家の改築や建設4・1%など。特に目立つのは、借金返済の割合が大きく減少した事だが、貯金が昨年の16・3%より増えた事や、旅行が昨年の9・3%より減った事も目を引く。